『科学的根拠に基づく最高の勉強法』を読む

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最高の勉強法を1行で書くと、これ。

誰かに教えるつもりでブツブツ独り言を言いながら、白い紙に覚えたい事を書き出すのを繰り返す

ここには以下の学習メソッドが盛り込まれている。

 

アクティブリコール

勉強したいことや覚えたいことを、能動的に思い出すこと、記憶から引き出すこと。

これがいちばん重要で、頭から何かを積極的に頑張って思い出すことが、記憶することに決定的に影響をおよぼす。
記憶はインプットしたときではなくて、アウトプットしたときに定着する。

 

プロダクション効果

情報を黙読するより、書き出したり声に出したりする方が記憶に残ること。

手や声で出力することが大事。

 

プロテジェ効果

誰かに教えようとすることで、その学習内容の理解が深まる。

教えようと思うと、理解が足りない部分に気づきやすい。

 

分散効果

一度にまとめて勉強するよりも、時間を分散して勉強するほうが長期的な記憶の定着が良い。

期間の長さは諸説あるが、一定期間ごとに繰り返し勉強すると学習効果が高い。うろ覚えなものを重点的に覚え直していく。

 

以上、シンプルではあるが強力な学習法なので、ぜひ活用していこうと思う。

 

おまけで、本書の後半で書かれていたゲームのモチベーションの話も興味深かった。

RPGゲームなどがそうなのだが、以下の3つの心理的欲求を満たすことで内発的なモチベーションが推進されるように設計されている。

  • 自発性:自分の行動を自分で決定すること。ゲーム内では選択肢が多く用意され、目標などを自分で決めて進めていく。
  • 有能感:自分が何かを上手にできるという実感。レベルが上ったり自分の腕が上がることで、成長したことを感じられる。
  • 関係性:他人とのつながりや帰属意識。ストーリーを進めていくことで仲間ができたり、社会階層を上昇できたりする。

これはゲームだけではなくて、自分の仕事のモチベーションを考えるうえでも使えるのではないかと思っている。

 

科学的根拠に基づく最高の勉強法
脳は使い方次第! 「記憶力」× 「超効率化」× 「時短」の勉強法 298万回以上再生されているYouTube動画「科学的根拠に基づく最高の勉強法」を書籍化。 私たちが今まで慣れ親しんだ、繰り返し読む(再読)、ノートに書き写す・まとめる、ハイ...

 

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